Core i5-13400のBOX版にはIntel Laminar RM1クーラーが付属します。ゲーム中心なら同梱品から使い始められます。高負荷の動画変換やレンダリングを長く行う場合は、温度だけでなくファンの音と電力設定も判断材料です。実測レビューには付属クーラーと大型水冷を同じCPUで比べた結果があります。

RM1と13400の仕様

IntelのRM1案内は13400を付属対象として挙げ、LGA1700に対応すると明記しています。購入するのがBOX版か、クーラーの付かないバルク品かで同梱物は変わります。RM1には熱伝導グリスがあらかじめ塗られています。Intelの取り付け手順は、CPUをソケットへ固定し、クーラーのピンを穴へ合わせて押し込む方式です。

Intelの13400仕様ではプロセッサー基本電力は65W、最大ターボ電力は148W、最大動作温度は100℃です。65Wは基本電力、148Wはターボ時の最大電力です。ゲームや動画処理での実際の発熱は、負荷と基板の電力設定によって決まります。

ゲーム時の実測

Tom’s Hardwareのレビューは13400を付属クーラーと規定の65W/148W設定で測定し、280mm水冷・電力制限解除の構成と比較しました。1080pゲームでは目立つ性能差がなく、1440pでは付属クーラー側が約1.2%低い結果です。この幅なら、一般的なゲーム用に水冷が必須という根拠にはなりません。

ゲームの負荷はシーンやGPUによって揺れます。小さなケースで排気が弱ければファン回転が増え、動作音が気になることがあります。ゲーム目的の交換なら、温度の数字だけでなく音量を下げたいかどうかが主な理由になります。

長時間のマルチ作業

同レビューでは、規定電力と付属クーラーの組み合わせが、制限を外した水冷構成よりマルチスレッド系アプリで約5%遅いと報告しました。さらに付属クーラーのまま電力制限を外すと、水冷構成に近い速度へ戻りました。レビューの通常の高負荷アプリ群では、制限解除の付属クーラーでも温度は90℃未満でした。つまり、この比較で生じた約5%差は主に電力設定の影響です。

同レビューの測定では、13400の消費電力は最大約110Wでした。公式の最大ターボ電力148Wは仕様上の上限であり、実測の発熱量をそのまま示す値ではありません。冷却器を選ぶ時は、普段使う作業での温度とファン回転を合わせて見ます。

Prime95のような非常に厳しいストレス試験では、制限を外した付属クーラー構成が100℃に達してクロックを抑えました。一方、より通常の作業に近いループ試験では90℃未満でした。長い高負荷を繰り返す人は、使うアプリの温度と騒音で交換を決められます。

交換する場合の条件

静かなPCにしたいなら、LGA1700用の取り付け金具が付くタワー型空冷クーラーが候補です。交換時はケースのCPUクーラー高さ、メモリとの干渉、ファンの接続先を合わせます。RM1を付け直すなら、古いグリスをそのまま押し付けず新しく塗り直す方が接触面を整えやすくなります。取り付けの力が均等でないと、温度が高く見える原因にもなります。

付属クーラーでゲームが快適に動き、音も気にならないなら、交換費用をほかの部品へ回せます。動画書き出しやレンダリングを毎日続ける人には、騒音を抑えつつ温度の余裕を持たせる空冷への交換が合います。電力設定を変更する場合は、冷却だけでなく基板の電源回路とケースの排気も構成に含めてください。

温度を記録する時は、アイドル時の一瞬の値より、普段使うゲームや書き出しを数十分続けた時の推移が役立ちます。負荷が続くほどファン回転が上がり、ケース内に熱が残る構成では動作音も増えます。交換後も同じ作業と室温で比較すれば、クーラーを替えた効果を確認できます。

まとめ

RM1は13400 BOXの正式な付属クーラーです。レビューではゲーム性能が大型水冷にほぼ並び、マルチ作業では電力制限の影響が約5%ありました。ゲーム中心なら同梱品を活かし、静音性や長時間負荷を重視するなら対応空冷への交換を考えられます。