「Nova Lakeって結局いつ発売されるの」「2026年内に買えると思っていたのに」。次世代デスクトップCPUの登場を心待ちにしている方の中には、そう感じている方もいるはずです。2026年7月17日、Videocardzが入手したIntel社内のマーケティング資料をもとに、Nova Lakeの発売スケジュールが2027年へずれ込む見通しであることが報じられました。本記事では、リークされたロードマップの中身、新ブランド名、4段階に分かれた発売時期、そして52コアフラッグシップが最後発になる理由を整理します。読み終える頃には、Nova Lakeをいつ、どのモデルから狙えばよいか判断する材料が手に入ります。
リークの中身とブランド名の確定
今回の情報は、Videocardzが独自に入手したIntel社内のマーケティング資料に基づくものです。資料には、次世代デスクトップCPUの正式ブランド名が「Core Ultra Series 4」(通称Core Ultra 400)になることを示す記載があり、あわせて上位モデル「Core Ultra 9 400K」のロゴ画像も公開されました。資料にはデュアルコンピュートタイル構成を示す新表記「DS」も登場しており、Intelのクライアント向けCPUでデュアルタイル設計が採用されるのは今回が初めてです。
4段階に分かれた発売スケジュール
流出したロードマップでは、SKUごとに4つの発売時期(エンバーゴ期間)が設定されています。まず28コアのDSモデルが2027年1月下旬から3月にかけて登場し、続いてオーバークロック対応の28コアKモデルが3月から4月に発売されます。その後、主流層向けの16コア・8コアモデルが3月下旬から5月にかけて追加され、最後に52コアのDSフラッグシップが5月下旬から9月という長い期間をかけて発売される計画です。上位モデルほど後回しになる、段階的な展開が読み取れます。
52コアフラッグシップが最後発になる理由
52コアモデルの発売が2027年9月までずれ込む背景には、複数の要因が指摘されています。ひとつはDRAM・NANDの価格高騰によるメモリ危機で、DDR5システムの構築コストが上昇し、高価格帯モデルの投入タイミングに影響しているとの見方です。もうひとつは、Panther LakeやArrow Lake Refreshといった既存製品の発売時期との兼ね合いで、製品ラインナップが重ならないよう調整している可能性です。52コアのような大型ダイは検証工程も長くなりやすく、歩留まりの安定を待ってから投入する狙いもうかがえます。
当初計画からの後ろ倒し
Intelはこれまで、Nova Lakeを2026年内に発売する計画を公にしてきました。今回のリークが事実であれば、当初想定より数か月から半年以上のずれが生じることになります。特に52コアフラッグシップは、当初「2026年末」を想定していた時期から2027年後半へと、1年近く後ろ倒しになる計算です。一方で、エントリー向けの28コアモデルは2027年1月下旬から3月という比較的早い時期に登場する見込みで、全モデルが一律に遅れるわけではない点には注意が必要です。
生産体制の進展との関係
今回のスケジュール変更は、Nova Lakeを取り巻く一連の生産体制強化の動きと無関係ではなさそうです。Intelは18Aプロセスの生産をTSMC委託から自社中心へと切り替える方針を進めており、歩留まりも改善傾向にあります。さらにNova LakeのCPUコアがAVX-512系命令に対応するとの噂もあり、単なる遅延ではなく、機能や生産体制を固めながら段階的に投入する戦略と見ることもできます。
リークの信頼性と注意点
今回の情報は、あくまでIntel社内資料の流出であり、Intelが公式に発表した内容ではありません。エンバーゴ期間は製品検証の進み具合によって前後することが多く、実際の発売時期がさらに動く可能性もあります。Videocardzは過去のIntelロードマップ報道で高い的中率を持つメディアですが、確定情報として扱わず、あくまで「現時点で有力視されているスケジュール」として捉えるのが適切です。
まとめ
Videocardzが入手した内部資料により、Nova Lakeが「Core Ultra Series 4」としてブランド化され、発売が2026年内から2027年へと段階的にずれ込む見通しであることがわかりました。28コアDSモデルが2027年1月下旬から3月に先行し、52コアフラッグシップは同年9月までかけて展開される計画です。あくまでリーク情報である点には注意しつつ、乗り換えを検討している方は現行モデルの動向もあわせてチェックしておくと安心です。現行のハイエンドモデルについて知りたい方は、Intel 18Aの歩留まり問題を解説した記事もあわせてご覧ください。
