Steam利用者のCPUは、AMDとIntelのどちらが多いのでしょうか。Valveが公開した2026年9月のハードウェア調査では、AMDの比率が前月から伸び、Intelとの差が縮まりました。調査表の数字をOS別に読み解くと、ゲーム用PCの構成がどう変わっているかを具体的に把握できます。
2026年9月のCPUメーカー比率
Valveの9月調査によると、Windows利用者のCPUメーカー比率はAMDが47.41%、Intelが52.59%でした。AMDは8月の45.52%から1.89ポイント上昇。5月の44.97%と比べると、4か月で2.44ポイント増えています。IntelとAMDの差は9月時点で5.18ポイントです。
| 対象 | AMD | Intel | AMDの前月比 |
|---|---|---|---|
| Windows・2026年8月 | 45.52% | 54.47% | ― |
| Windows・2026年9月 | 47.41% | 52.59% | +1.89ポイント |
| 全プラットフォーム・2026年9月 | 48.37% | 51.63% | ― |
全プラットフォームの48.37%と51.63%は、Tom’s Hardwareが9月の調査を基に報じた値です。表の上2行はWindows、最後の行は全プラットフォームの集計。見出しの「48%超」は全体の値を指します。
LinuxとWindowsの違い
ValveのOS別表では、Linux利用者のAMD比率は66.18%、Intelは33.71%です。LinuxではAMDが多数派ですが、AMDの8月比は0.69ポイント低下しました。一方、WindowsではAMDが1.89ポイント上昇しています。同じ月でもOSによって動きが異なるため、Steam全体の数値だけでは内訳を把握できません。
WindowsのCPU比率にはデスクトップとノートPCが含まれます。調査表はメーカー別の構成比やコア数を示します。個別のRyzen・Core製品の販売台数は集計していません。
8コア構成の増加
CPUメーカーの変化と並んで、コア数の分布も動きました。Valveの概要表でWindows利用者の物理コア数を見ると、8コアは30.05%で前月から2.10ポイント増加しました。6コアは27.84%で、前月から0.39ポイント低下しています。9月の調査では8コア構成が6コア構成を上回りました。
全プラットフォームの概要表でも8コアが30.06%、6コアが27.23%です。Windowsと全体で比率に差はあるものの、両方の集計で8コアが最大の区分でした。Valveの表はCPU型番とコア数を掛け合わせた内訳を示していないため、8コアの増加分がAMD製なのかIntel製なのかは特定できません。
物理コア数の分布は、ゲーム開発側にとって利用環境を知る手掛かりになります。ゲームに必要なCPU性能は、設計や描画設定、目標フレームレート、組み合わせるGPUで決まります。
メモリ構成との並行した変化
Steamの全プラットフォーム集計では、システムメモリ32GBの構成が42.22%となり、16GBの37.82%を上回りました。32GBは前月から4.77ポイント増えています。Windowsのみでは32GBが43.28%、16GBが37.60%です。
9月はCPUメーカー、コア数、メモリ容量の各比率が変化しました。公開表は項目ごとの比率を示しており、CPUメーカー・コア数・メモリ容量を組み合わせた内訳はありません。ここで見えるのはSteamに参加したPC全体の構成変化です。
CPU選びへの読み替え
Valveは調査を毎月実施し、参加は任意かつ匿名だと説明しています。9月の結果は、Steamの調査に参加したPCの利用状況を示すものです。CPUの出荷台数や国内の販売シェアを測る統計ではありません。
AMDがWindowsで47.41%まで伸びた事実からは、Steam利用者の間で両社の構成比が接近したと読めます。購入候補を決める際は、遊ぶゲームでの実測性能とCPU・マザーボード・メモリを合わせた費用が直接役立ちます。
ゲーム用CPUを具体的に比べたい方は、Ryzen 7 7800X3DやCore Ultra 7 265KFのモデル情報から候補を絞れます。両モデルのゲーム用途は、下の関連記事でも紹介しています。
まとめ
2026年9月のSteam調査では、AMD製CPUの比率が全体で48.37%、Windowsで47.41%となりました。Windowsでは前月から1.89ポイント上がり、Intelとの差は5.18ポイントまで縮まっています。8コア構成が6コアを上回り、32GBメモリも最多になりました。
構成比の変化はゲーム用PCの現在地を知る材料です。次にCPUを選ぶなら、気になるモデルのゲーム性能とPC全体の費用を比較してみてください。