「Core Ultra 5 245Kはミドルレンジと言われるけれど、ゲームで実力はどれくらい出るの?」。上位モデルのCore Ultra 9 285Kほど注目されない分、実際の性能がイメージしづらいCPUです。本記事では、Intel公式スペックとCPU-Monkeyの実測ベンチマーク、Tom’s Hardwareのレビューをもとに、Core Ultra 5 245Kのゲーム性能を整理します。読み終える頃には、このCPUが自分のゲーミング環境に見合うかどうか、具体的に判断できるようになるはずです。

6P+8Eという14コア構成

Core Ultra 5 245Kは、Intel公式仕様によるとPコア6基・Eコア8基の合計14コア・14スレッド構成です。Pコアはベース4.2GHz・最大ブースト5.2GHz、Eコアはベース3.6GHz・最大ブースト4.6GHzで動作します。L3にあたるスマートキャッシュは24MB、L2キャッシュは26MBという構成です。上位モデルのCore Ultra 9 285Kと比べるとコア数は少なくなりますが、ゲーム用途ではコア数の多さが必ずしも直結しない点がポイントです。

Cinebench・Geekbenchの実測値

CPU-Monkeyの計測データによると、Core Ultra 5 245KはCinebench R23でシングルコア2175pt・マルチコア25188pt、Cinebench 2024ではシングルコア134pt・マルチコア1484ptを記録しています。Geekbench 6ではシングルコア3048・マルチコア17766という結果です。これらはあくまで演算処理のベンチマークであり、ゲームフレームレートとは異なる指標ですが、コア単体の処理能力を把握する目安として参考になります。

Ryzen 5 9600Xとの比較

競合となるライバル機種のRyzen 5 9600Xは、Cinebench 2024のシングルコアで133ptを記録しており、Core Ultra 5 245Kの134ptとほぼ同水準です。マルチスレッド性能ではコア数の差が影響しますが、シングルスレッド中心のゲーム処理においては、両者の実力差はそれほど大きくないとみてよいでしょう。価格帯が近い両モデルは、ゲーム用途で選ぶ場合は僅差の勝負になりやすい組み合わせです。

メモリ構成による違い

Tom’s Hardwareのレビューでは、Core Ultra 5 245Kは高価なCUDIMMメモリを使っても、標準的なDDR5-7200を使っても、総合的なゲーム性能はほぼ変わらないという結果が示されています。上位モデルほどメモリ規格の違いに敏感ではないため、コストを抑えたメモリ構成を選びやすいのは実用面でのメリットです。無理に高価なメモリキットを狙う必要性は薄いといえます。

後継の250K Plusとの立ち位置

Intelはその後、リフレッシュモデルとなるCore Ultra 5 250K Plusを投入しています。Tom’s Hardwareの検証では、250K PlusはCounter-Strike 2で245Kより17%高いフレームレートを記録し、総合でも約9%上回る結果が出ています。ただし価格差もあるため、旧モデルの245Kは値下がりが進めばコストパフォーマンス面で選択肢に残ります。

どんな解像度・用途に向くか

ゲーム性能の差は、フルHDのような低解像度で処理がCPU側に偏るほど表れやすく、4KのようにGPU側がボトルネックになる解像度では差が縮まる傾向があります。240Hz超のリフレッシュレート環境でフレームレートを極限まで追い求めるならCore Ultra 9 285Kや250K Plusにも目を向ける価値がありますが、WQHD以下で快適に遊べれば十分という用途であれば、Core Ultra 5 245Kでも不足を感じにくい構成です。

まとめ

Core Ultra 5 245Kは、Ryzen 5 9600Xと近いシングルスレッド性能を持ち、メモリ構成にも比較的寛容なミドルレンジCPUです。後継の250K Plusには一歩譲る場面があるものの、価格次第では依然として魅力的な選択肢です。マザーボードや冷却の選び方が気になる方は、関連記事もあわせてご覧ください。