「Core Ultra 5 245Kを組むのに、電源ユニットは何Wを選べばいいの?」。グラフィックボードとの組み合わせ次第で必要な容量は変わるため、目安を知っておきたいところです。この記事では、Intel公式スペックをもとに、Core Ultra 5 245Kに必要な電源容量の考え方を解説します。読み終える頃には、自分の構成に合った電源ユニットを選べるようになるはずです。
最大ターボパワーは159W
Core Ultra 5 245Kは、Intel公式仕様によるとベースパワー125W、最大ターボパワーは159Wです。オールコアに高い負荷がかかる場面では、瞬間的にこの159W付近まで消費電力が上がることを想定しておく必要があります。CPU単体としては、同世代の上位モデルと比べればマイルドな部類に入る消費電力です。
CPU単体構成での電源容量の目安
グラフィックボードを使わず、内蔵グラフィックスのみで運用する構成であれば、CPU自体の消費電力は最大でも159W程度です。マザーボードやストレージ、ファンなどの消費電力を合わせても、450W前後の電源ユニットで十分に安定動作させられます。事務用途やライトな用途のPCであれば、この構成でコストを抑えられるでしょう。
ミドルクラスGPUとの組み合わせ
RTX 4060やRTX 5060クラスのミドルレンジグラフィックボードと組み合わせる場合、GPU側の消費電力は概ね115〜150W程度です。CPUの最大ターボパワー159Wと合わせても、650W前後の電源ユニットがあれば十分な余裕を確保できます。瞬間的な電力スパイクにも対応できるよう、計算上のピーク消費電力に対して余裕を持たせておくのが安全です。
ハイエンドGPUとの組み合わせ
RTX 4070 Ti SuperやRTX 5070 Ti以上のハイエンドグラフィックボードを組み合わせる構成では、GPU単体で250W以上を消費する製品も珍しくありません。この場合はCPUとGPUの合計消費電力を踏まえて、750W〜850Wクラスの電源ユニットを選んでおくと安心です。特に瞬間的な消費電力スパイクに対応できる余裕を持たせることで、電源不足による突然のシャットダウンを防げます。
80PLUS認証グレードの選び方
ワット数だけでなく、電源ユニットの変換効率を示す「80PLUS認証」のグレードにも注目しましょう。Bronze・Gold・Platinumとグレードが上がるほど変換効率が高くなり、無駄な電力消費や発熱を抑えられます。長時間PCを稼働させる方や、電気代を気にする方は、Gold以上の認証を取得した製品を選ぶのがおすすめです。
オーバークロックを狙う場合の余裕
Core Ultra 5 245Kは倍率ロックフリーのK付きモデルのため、オーバークロックに挑戦する余地があります。定格運用より消費電力が上がることを踏まえ、通常よりも100W程度余裕を持った容量の電源ユニットを選んでおくと、電圧の安定性を確保しやすくなります。冷却面の対策とあわせて、関連記事も参考にしてください。
ケーブルの規格にも注意
近年のグラフィックボードでは、従来の8ピンPCIe補助電源に加えて「12VHPWR」や「12V-2x6」といった新しいコネクタを採用する製品も増えています。電源ユニットを選ぶ際は、搭載しているグラフィックボードが必要とするコネクタ形状に対応しているかを事前に確認しておきましょう。対応していない場合は変換ケーブルが必要になることもあります。
電源ユニットは消耗品と考える
電源ユニットは常時通電する部品のため、経年劣化によって出力が不安定になることがあります。5年以上使用している電源ユニットを流用する場合は、新しいCPUやグラフィックボードとの組み合わせで動作が不安定にならないか注意が必要です。長期間PCを使い続ける予定であれば、CPUの刷新に合わせて電源ユニットの更新も検討するとよいでしょう。
静音性を重視するなら容量に余裕を持たせる
電源ユニットは出力の50%前後の負荷で稼働させると、ファンの回転数が抑えられて動作音が静かになる傾向があります。ぎりぎりの容量で選んでしまうと、高負荷時にファンが高回転になり動作音が気になることもあるため、静音性を重視する方は計算上必要な容量より一回り大きいモデルを選んでおくと快適です。セミファンレス機能を備えた製品であれば、低負荷時のアイドル状態でファンが停止し、さらに静かな環境を実現できます。
まとめ
Core Ultra 5 245Kの最大ターボパワーは159Wで、組み合わせるグラフィックボードのクラスによって必要な電源容量は450W〜850W程度まで幅があります。80PLUS認証のグレードにも気を配りながら、自分の構成に合った電源ユニットを選びましょう。
