Core Ultra 5 235の性能を知りたいなら、コア数と実測値を一緒に見ると判断しやすくなります。2025年発売のデスクトップ向け製品で、14コアの作業性能と65Wの基本電力が特徴です。この記事では、Intelの仕様とPassMarkの同一集計を使い、近いモデルとの位置関係を整理します。

14コア構成と電力枠

Intelの製品仕様では、Pコア6基とEコア8基の計14コア、14スレッドです。Pコアの最大ターボ周波数は5.0GHz、Eコアは4.4GHz。L3キャッシュは24MB、L2キャッシュは合計26MBあります。基本電力は65W、最大ターボ電力は121Wです。

Pコアは反応速度を求める前面の作業、Eコアは同時進行の処理を支える構成です。写真の一括現像やソフトウェアのビルド、複数アプリを並行する作業では、10コア級との差を見込めます。Intelの仕様値は処理能力の条件を示しますが、作業が何秒で終わるかはアプリとPC構成で変わるため、実測指標も確認します。

項目 Core Ultra 5 235
コア・スレッド 6P+8E、14コア14スレッド
最大Pコア周波数 5.0GHz
L3キャッシュ 24MB
基本/最大ターボ電力 65W/121W
メモリ DDR5、最大6400MT/s

Hyper-Threadingには対応していません。14コア14スレッドという表記は、14個の物理コアを持つ構成を表しています。旧Core iシリーズのスレッド数と単純に並べるより、同じテストの結果で比べる方が実用的です。

PassMarkの同一指標による比較

PassMarkの2026年9月23日時点の集計で、Core Ultra 5 235のCPU Mark平均は37,952、Single Thread Ratingは4,510です。同じページに載るCore Ultra 5 225はCPU Mark 30,485、245Kは43,046。235は225より約24.5%高く、245Kより約11.8%低い値でした。数値は同じCPU Markの集計を使っています。

モデル CPU Mark平均 235を基準にした位置
Core Ultra 5 225 30,485 約19.7%低い
Core Ultra 5 235 37,952 基準
Core Ultra 5 245K 43,046 約13.4%高い

上の比率は235を分母にした表記です。225から235への向上率約24.5%とは分母が異なります。225のEコアは4基、235は8基なので、並列処理の差は仕様からも説明できます。一方、235と245Kはどちらも6P+8E。後者は高いクロックと電力枠で差を付ける設計です。

PassMarkは複数ユーザーの投稿結果を集計した総合指標です。実機のエンコード時間やゲームのフレームレートをそのまま表す値ではありません。用途を分けて読むと、CPU Markはマルチコア寄りの大まかな序列、Single Thread Ratingは軽い操作の応答性を捉える補助指標として使えます。

実機レビューと用途の位置付け

Notebookcheckの実機測定では、DDR5-6000の32GBメモリ、RTX 4090、Intel標準の電力設定を使い、235のCinebench R23シングルコアが2,057点でした。同レビューの245Kは2,132点です。PassMarkとは別のテストなので、点数を混ぜずに単独の比較として扱います。

KitGuruの実機レビューは、235と245Kを同じCore Ultra 200S系テスト機で比較しています。テスト機はMSI MAG B860 Tomahawk WiFi、DDR5-8200の48GBメモリを使い、外部GPUとしてRTX 4090とArc B580を採用しました。KitGuruは235が245Kに迫る場面があり、消費電力はかなり低いと評価しています。レビューの測定条件は一般的なDDR5-6400構成より速いので、そこから各家庭の処理時間を直接予測する使い方は避けます。

文章作成、ブラウザー、多数のタブ、写真編集をまとめて行うPCなら、14コアと内蔵GPUを持つ235は扱いやすい構成です。高負荷レンダリングを毎日回すなら、245Kや上位CPUも候補に入ります。ゲーム専用機ではCPU Markの差よりタイトル別のゲーム計測を重視してください。総合スコアが高くても、ゲームごとの順位は一致しません。

ベンチマークの使い分け

CPU Mark平均は複数種類の処理をまとめた指標です。毎日使うソフトが1〜2スレッド中心なら、平均37,952だけで購入を決めず、Single Thread Ratingの4,510も見ます。逆に書き出しやコンパイルを繰り返すなら、並列処理のCPU Markに加えて、そのソフトの実測時間を探す方が作業時間を想像できます。Core Ultra 5 235の14コアを使い切る処理と、短い操作を繰り返す処理では、見るべき数字が違います。

まとめ

Core Ultra 5 235は、6P+8Eの14コアで、PassMark CPU Mark平均37,952という位置付けです。225より並列作業に余裕があり、245Kより小さい電力枠で組めます。次は235のゲーム性能235と245Kの違いを用途に合わせて確認してください。