Core Ultra 5 225用のメモリはDDR5から選びます。性能表にはDDR5-6400と最大256GBが載っていますが、最初に決めるべきなのは用途に合う容量です。ゲームと普段使いなら32GB、4K素材を使う編集や複数の重いアプリを常時開くなら64GBが選択肢になります。速度の数字だけを追わず、マザーボードとの組み合わせまで確認しましょう。
Intelが公表する対応範囲
Intelの公式仕様は、メモリの種類を「最大DDR5 6400MT/s」、チャネル数を2、最大容量を256GBと記載しています。DDR4は対象に含まれません。LGA1851の225で新たにPCを組む場合、DDR5メモリを用意してください。MT/sは転送回数を示す表記で、店頭の「DDR5-6400」と同じ速度帯を指します。
最大256GBはCPU側の対応値です。実際に搭載できる容量はボードのスロット数とDIMM容量にも左右されます。ASUS PRIME B860-PLUS WIFIの仕様にはDDR5スロット4本、最大256GBと掲載されています。CPUとボードの両方が容量に対応していても、予算と用途を考えると一般的な自作PCで最大まで積む必要は少ないでしょう。
容量の選び方
| 主な用途 | 最初に検討する構成 |
|---|---|
| 事務、ブラウザー、軽い制作 | 16GB×2=32GB |
| ゲームと配信、写真編集 | 16GB×2または32GB×2 |
| 4K編集、仮想マシンを併用 | 32GB×2=64GBから検討 |
上の表は用途から考える目安で、CPUの公式推奨容量ではありません。Windows、ゲーム、ブラウザー、通話アプリを同時に開くなら、16GB一枚より32GBの2枚組が扱いやすい構成です。動画編集では元映像、プレビュー、キャッシュが容量を使うため、作業中のメモリ使用量から必要量を決めると無駄がありません。将来増設する予定なら、最初の2枚と同じ型番を後から入手できるかも確認しておきます。
2枚組と内蔵GPU
225は2チャネル構成に対応しています。容量を同じ2枚で揃え、基板の説明書が指定するスロットに挿すと、2チャネルで使いやすくなります。4スロットの板ではA2とB2が推奨される例が多いものの、購入した製品の説明書を優先してください。1枚だけで始めると、後に増設できる利点はありますが、メモリ帯域を使う処理では2チャネル構成が有利です。
225の内蔵Intel Graphicsには専用VRAMがなく、システムメモリを共有します。外部GPUを載せずに使う場合は、CPUの作業用メモリと画面描画用メモリが同じ物理メモリに置かれます。複数画面、画像編集、軽いゲームを内蔵GPUで扱うなら、32GBの2枚組は余裕を取りやすい選択です。内蔵GPUの記事も合わせて確認できます。
DDR5-6400とXMPの違い
ASUSは同ボードでDDR5-8666+MT/sのOC表示とXMPへの対応を掲げています。ただし、同じページで利用可能な速度はCPU、メモリ構成、モジュール数によって変わると説明しています。CPUのDDR5-6400という公式値と、ボードが宣伝するOC上限は同じ条件の数字ではありません。XMPを使うなら、買うキットの型番がマザーボードのメモリ対応表にあるかを先に見ましょう。
2枚で容量が足りるなら、最初から必要容量のキットを買うと設定が単純になります。後から2枚を追加して4枚にすると、メモリコントローラーへの負荷が増え、高いXMP速度を維持しにくくなる場合があります。BIOS更新で対応が変わる製品もあるので、起動後に適用された実速度をBIOSまたはOSで確認し、安定動作を確かめます。用途に体感差が小さければ、無理に速度を上げるより容量を優先できます。
ECCと将来の増設
225のIntel仕様ではECCメモリ対応は「No」です。データの誤り訂正を必須とする業務用ワークステーションを組む場合、225を前提とした構成を見直します。通常の自作PCなら、非ECCのDDR5キットから選びます。32GB×2で64GBを確保すれば、4スロットボードでは空きが二つ残ります。ただし後日別キットを足すと、同じ定格速度でも混在時の設定が変わることがあります。最初に必要な容量を見積もり、増設の可能性が高ければ64GBを初回から用意する方が構成を単純に保てます。
予算を速度より容量へ回す場面
ブラウザーと編集ソフトを同時に開いた時にメモリ使用量が上限へ近づくなら、高速な少容量キットより、まず容量を増やす方が作業を続けやすくなります。ゲーム中心でも、配信ソフトや録画、通話アプリを同時に使うなら32GBを起点に考えます。使うアプリの常駐量を見積もり、価格差が大きいOCキットへ予算を回す前に不足する容量を埋めましょう。
まとめ
225にはDDR5を使い、2枚組で必要な容量を満たすのが基本です。CPU仕様はDDR5-6400、2チャネル、最大256GB。ボードのOC表記をそのまま購入条件にせず、QVLとBIOSで利用するキットを確認しましょう。B860ボードの端子や拡張性はマザーボード記事にまとめています。
