Core Ultra 5 225のBOX版にはCPUクーラーが付属します。Intelが指定するモデルはLaminar RM2です。最初から別売りクーラーを購入するか迷う方は、付属品の寸法と設計値、PCで続けて行う作業を確認すると選びやすくなります。

BOX版の付属品

IntelのLaminar RM2仕様は、Core Ultra 5 225を同梱対象として明記しています。ドスパラの225 BOX商品情報にもCPUクーラーが付属と記載されています。225FにもRM2が付属するため、末尾Fかどうかでクーラーの有無は変わりません。BTO完成品やバルク品は販売形態が違うので、ここでいう付属はBOX版についての話です。

RM2のヒートシンクはアルミフィンと銅のベース/コアで構成され、全高は最大47mm、占有サイズは最大100×100mmです。ファンは4ピンPWMで、回転数は最小600rpm、最大3250rpmと公表されています。小型ケースを選ぶときは47mmの高さに加えて、CPUソケット周辺のメモリやケースの干渉も見ておきます。

65W対応とCPUの121W

Intelが示すRM2のTDP対応値は65Wです。一方、225の公式仕様ではプロセッサーのベースパワーが65W、最大ターボパワーが121W。二つの数値は役割が異なり、ゲームやレンダリングの最中にCPUが常に65Wで動くわけではありません。ターボ時に電力が増える条件では、温度やファン回転数の変化も考慮します。

IntelはRM2を225用の同梱クーラーとして指定しています。日常作業、一般的なゲーム、短い高負荷処理から使い始めるなら、まずRM2を取り付ける方法があります。長いレンダリングやエンコードを繰り返す場合は、運用中の温度、ファン音、持続クロックを見て冷却を強化するか決めましょう。冷却の必要性を判断する材料は、CPUの最大温度105°Cという仕様上限そのものより、普段の負荷での温度と音です。

騒音の見方

Intelの仕様表は、2400rpm・入口温度40°C・65W条件で音圧30dBA、音響パワー3.6BAと記載しています。最大回転時の音響パワーは4.6BAです。音圧と音響パワーは異なる指標なので同じ単位として比べません。ケースの吸排気や設置距離でも聞こえ方が変わります。静かな作業机で使うなら、冷却性能だけでなくファンが上がる頻度も選定材料です。

別売り品を検討する場合は、大きなヒートシンクと低回転ファンを持つLGA1851対応空冷クーラーが実用的です。購入前にクーラーの対応ソケット、全高、ケースの高さ制限、メモリとの干渉を照らし合わせてください。冷却性能には、ケース内へ空気が入る経路も影響します。

電力設定と冷却の組み合わせ

Tom’s Hardwareの電力効率テストでは、225はCinebenchの消費電力当たり性能でRyzen 5 9600Xを30%上回りました。効率の高さは発熱を考えるうえで利点ですが、短時間のターボと長時間の連続負荷は別です。電力制限を標準のまま使い、付属クーラーで音や温度が気になった時に交換すると、追加費用の理由がはっきりします。

BIOSで電力の上限やファンカーブを調整できるボードなら、静音を優先した設定と性能を優先した設定を試せます。ただし極端に回転を落とすと長い負荷で温度が上がります。クーラーを交換する前に、ケースファンの向き、ほこり、グリスの塗布状況も確認しましょう。作業時間と騒音が改善するなら、別売りクーラーの費用に見合います。

交換を判断する実測項目

付属RM2で組んだ後、普段の作業と長時間の高負荷作業をそれぞれ動かし、CPU温度、消費電力、クロック、ファン回転数を記録します。短時間のターボで温度が上がっても、作業完了までのクロックが安定し、音が許容できるならその構成で使えます。作業途中からファン音が気になったり、クロックが大きく下がって処理時間が延びたりする場合は、ケースの通気とクーラーを順に見直します。冷却を強化する目的が静音か処理時間短縮かを決めると、別売り品のサイズと予算も選びやすくなります。

RM2で組み始める時の確認

RM2は4ピンPWMファンなので、マザーボードのCPU_FAN端子へ接続します。ケースを閉じる前にファンの回転を確認し、BIOSでCPU温度と回転数が読める状態にしておくと、後の比較が簡単です。温度だけを見て交換を決めるより、同じ作業を一定時間続けた時の処理時間と音を記録すると判断できます。高さ47mmのRM2を基準にすれば、交換候補がケースへ収まるかも比較しやすくなります。

まとめ

225 BOXにはLaminar RM2が付属します。通常の組み立てでは付属品から始め、静音や連続高負荷が主目的ならLGA1851対応の別売り品を検討します。RM2の高さは最大47mm、CPUのベースパワーは65W、最大ターボパワーは121Wです。ケースとマザーボードを決めてからクーラー寸法を確認してください。